こんにちは。
浜松市佐鳴台にある幼児教室
モンテッソーリはままつこどものいえのハットリです。
今日はHalloween のお仕事のご紹介です。
10月31日はハロウィンです。
ハロウィンとは、
昔、ヨーロッパに住んでいたケルト人と呼ばれる人たちが
収穫を祈ってお祭りをした収穫祭がもととなるそうです。
ご先祖様がもどってくるこの時期、
一緒に出てくる悪霊から身を守るために
同じお化けの恰好をしていたことが、
今の仮装につながるそうです。
幼児期に大切な「切る」「貼る」「折る」「縫う」という手作業をつかったハロウィーンのお仕事をたくさん用意しました。
切るを一つとっても、「自由に切り落とす」から始まり、「線に沿って切り落とす」「直線にそって切りとおす」「曲線に沿って切りとおす」「形に添って切りとおす」といったように、子どもの発達によって様々な段階があります。
切るものも、最初は画用紙のような少し厚い紙から、折り紙、そしてセロファンやトレーシングペーパーのような切りづらいものまで、発達に合わせて「切る」お仕事をします。
今回の作品は、
気に入った折り紙を自分で選び、自分の力で作り、
飾り方も、モビールにすることを自分で選び、作り、
たくさん考えて工夫して作りました!!
「かわいい~」と思うお仕事ですが、実は奥が深いんです。
折り紙にも重いものから軽いものがあります。
重いものを端に置いた方がバランスを取りやすいですよね。
もちろん紐の長さも短すぎでも長すぎてもバランスを取りづらくなります。
最後に支点の位置を決める作業が楽しいのですが、難しい。
真ん中にすればいいというものでもありません。
支点を左右のどちらに動かせばバランスを取ることができるのか、子どもにとっては不思議で難しいことです。
発達に合っていれば、難しいというのが「面白い」に変わるんですよね。
実はこのモビールの作成は小学校高学年で学習する「てこの原理」の分野で取り扱う題材です。
「支点」「力点」「作用点」を学習します。
もちろん、今の段階で「支点」「力点」「作用点」は学習しませんが、小学校で学んだ時に「あっ、これやったことがある!」と思いだして、積極的に楽しく学習することにつながってもらえれば…と思います。
幼児期には好き、嫌いも含めていろいろな経験ができるように、とお仕事を用意しています。
子どもの家には、こういった何気ない制作活動が将来の種まきになっているお仕事がたくさんあるんです。
お化けや魔女が楽しそうに踊っているように見えますね!!
http://www.monte-happy.jp/