文化教育・・・・・様々な違いを知り、グローバルな視野を育てます
文化教育では小学校の科目でいう「理科」「社会」の分野を行います。
具体的には、宇宙の誕生から世界の大陸について学んだり、世界地図を作ったり、日本地図を作ったり、昆虫の一生を学んだり、等です。
モンテッソーリ教育の文化教育の大きな特徴は、必ず「具体的なもの」を手にふれることから始まる、という点です。
イラストや絵、図鑑では、そのでこぼこや肌触り、大きさ、重さ、質感などを肌で感じることができません。
正面だけでなく、裏はどうなっているのか、横はどうなっているのか、立体に触れることで子どもは様々なものを感じとります。
また、学校の社会科では自分の身近な地域である町から学習しますが、モンテッソーリ教育では「宇宙」から「世界」「日本」「県」の順番に扱います。
これは、最初に全体像を知り、その中の自分の位置を理解するためです。全体がわからず、一部分だけの理解では、なぜそれをやっているのか、どうつながっていくのかが見えず、つまらなくなってしまいがちです。これは、大人の仕事に置いても、全体像をとらえた上で現状を把握し、自分の守備範囲を理解して行動することが非常に大切かと思います。
これからの時代はグローバル時代です。我々の子どものころと異なり、身近に外国人が存在し、小学校で英語が必須科目になっています。広くて大きな世界を想像し、意識した上で自分の身近を理解することは非常に重要になります。
また、文字や数がある程度わかるようになってくると、おのずと子どもの好奇心はさらに広がっていきます。そういった時期に文化教育の活動を行うと、子どもの世界がいっそう広がり、ひいてはグローバルな感覚を持った人間につながっていくでしょう。
アイロンビーズで国旗を作ったり、動物のフィギュアを使って動物の生息地を知ったり、静岡県の名産を知ったりなど、楽しく子どもの視野を広げていく活動を行います。