言語教育・・・・・自分の気持ちを上手に言える力を育みます
一般的に2歳を過ぎると「ことばの爆発期」を迎え、経験したことを一生懸命お話ししてくれたり、覚えたものの名前を言うことが楽しい時期がやってきます。
こうした言葉の敏感期に言語教育の活動をすると、子どもの言葉への興味が広がっていきます。
人は物を考える時に、頭の中で必ず言葉を使って考えます。人に自分の考えを伝える時にも言葉を使います。10の言葉で伝えることと、1000の言葉で伝えるのでは、相手へのわかりやすさ、伝わり具合が大きく異なります。
言葉をたくさん知るためには、家庭での言葉がけが大切です。また、より多くの言葉を子ども自身が自分で知っていくためには「文字」の理解が必要になります。
モンテッソーリ教育の言語活動は、まず「語彙」をふやす活動から始まります。活動の中にはひらがなが出てきますので、無理に教え込むことが無く文字への興味を促すようになっています。
文字が読めるようになると子どもたちは「わたしひらがな読めるよ!」と得意げに教えてくれます。子どもにとって文字が読めるようになる、ということは「わたしってスゴイ!」といった自信につながるステップの一つと言えるでしょう。
幼児期の子どもは自分の思っている事が言葉で表現できなくてかんしゃくを起こしたり、泣いてしまったりすることがあります。大人でも思っている事を説明できず、悔しい思いやイライラする経験は誰でもお持ちではないでしょうか。
ことばで自分の存在を表現できるように語彙を増やすことはとても大切なことです。
言語教育では、子どもたちが興味を持てるような身近な事から、様々な言葉を紹介し、たくさんの語彙を身につけられるように援助していきます。もちろんひらがなを書き順正しく書けるような援助も行います。